幸福とは？と聞かれて、
- 家族と幸せな時間。
- ゲームやっているとき
- お酒飲んでるとき
- おいしいもの食べたとき
などと、なんとなくは頭に浮かぶものの曖昧だった『幸福』の定義。
精神科医が書いた説得力のある『幸福とはなにか？』『幸福になる具体的な方法』をまとめた本書、大変面白く、勉強になったので備忘録として残しておきます。
幸福の正体
幸せを感じるときの主となる３つの幸福物質。
セロトニン：爽やか、おだやか (Be)。心と身体の健康。
オキシトシン：つながり、愛情、赤ちゃんを抱っこしているときの感情(Be)。つながりと愛の幸福。
ドーパミン：高揚感 (Do)。お金、達成、成功、富、名誉などの幸福。
これら3つの成分が分泌されてる状態で幸福を感じる。
心の安定は、他人にも伝染する。やすらいだ気持ちの人は、他の人を緊張させず、リラックスさせます。セロトニン幸福を持っている人は、人から信頼される。プライベートも職場の人間関係も円滑になる。
幸せは結果ではない。幸福物質が分泌された状態が幸せ。幸せは未来ではなく現在にある。
幸せのベースはセロトニン的幸福とオキシトシン的に幸福。ドーパミン的幸福はあくまでプラスα。
うつ病は、究極的なセロトニン低下の状態。
セトロニン的幸福を手に入れる方法
セロトニン的幸福を手に入れる方法は以下の3つ。
- 朝日を浴びる(起床1時間以内)
- 運動
- 咀嚼
- 十分な睡眠(最低でも6時間、できれば7時間)
最強の週間は朝散歩。起床後1時間以内に15-30分程度の散歩をおこなる。
最低、1日6時間以上の睡眠が必須。できれば7時間。
『今楽しい』を積み上げる。小さな幸せに気付けるように自己洞察力をたかめる。
病気を予防する。ほんどのひ人は病気になるまで健康の重要性に気づかない。
過去や未来にとらわれない。『今』にフォーカスする。
後悔や不安は自ら作り出している。
自己洞察力を高める。
起床瞑想：自分の健康と向き合う時間を作る。
- だるさはないか
- 疲れは残っていないか
- 痛みはないか
- 目覚めはスッキリしているか
- 睡眠は深くとれたか
- 意欲に満ちているか
3行ポジティブ日記
幸せ収集能力を高めることで、今までと同じ毎日を過ごしても「楽しい」出来事の量が増えて、感じ方も敏感になる。
寝る前に書くのがよい。ピークエンドの法則で、終わりよければすべてよし。
- ポジティブ能力が高まる
- 睡眠が改善する
- 感情が安定する
- 幸福度がアップする
悪口は不幸になるだけ。ネガティブな観察力は高めない。
自然の中で過ごす
月に１度でいいので、自然の中で過ごす時間を作る。
幸福度が高い国は自然豊かな国が多い。
オキシトシン的幸福を手に入れる方法
オキシトシン的幸福を的に入れる方法は、『つながり』を感じること。
- スキンシップ
- 友情、仲間との交流
- 親切、感謝
- ペットとの交流
人とつながるには労力が必要。つながりをみづから構築する。
友達より仲間をつくる。
自分の円(グループ)を作る方がベター。
職場の人間関係が最悪だとしたら、その責任は自分にも半分あると思う。
自分から行動し、相手を気遣い、思いやる。人間関係を育てる努力をしていかないと、そう簡単に作れるものではない。
コミュニュケーション術はしっかり勉強して実践する。
人間関係のスキルは幸せになるスキル。
1日3回親切にして、親切日記をかく。
感謝する。感謝ワーク、感謝日記でもっと幸せになる。1日3回感謝する。
動物、植物を育てる。
ドーパミン的幸福を手に入れる方法
お金やものに感謝する。
『一生で人生を変えるお金の秘密』
制限する。制限することで楽しいと感じる能力が復活し、幸福度、満足度がアップする。
ドーパミンはもっともっとというさらなる報酬、欲求を求めていく、限度を超えると依存症となる。
ゲーム時間、飲酒、スマホは控える。
毎日の自己成長をあじわう。
コンフォートゾーンを出て、自己成長する。チャレンジしないと成長しない。
自己肯定感を高める。自己肯定感が低いと依存症になりやすい。自分に自信がないため、自分の感情や本心よりも他人の意見に大きく影響されてしまう。
『GIVE & TAKE 与える人こそ成功する時代』では他者志向のギバーが成功する。
お金の使い方
欲とうまく付き合えるかで人生は決まる。
稼ぐひとではなく、『使い方』が上手な人が幸せになれる。
一番無駄なお金の使い方は貯金。貯金するというのは未来の自分を信じていないという意味。
最も効果的なお金の使い方は自己投資。
ものではなく経験を買う。
お金で時間を買う。
ものを溜め込まない。『人生がときめく片付けの魔法』。ときめくものは残し、それ以外は捨てる。